隠れたケーキ屋さん

ひげじい

2009年11月20日 23:37

 





今となっては 二日に一個もしくは三日に一個の割合で作っているひげじいとくろひげのオリジナルケーキ。


ひげじいでは俊介が くろひげでは奥谷が作っている。特にひげじいは沢山入るので、店長の俊介は結構大変だと思います、私に「だめだし」もされますしね。

 最初は私が作ってましたけど、今では二人が休みの日にやる位ですね。ひげじいはケーキ屋さんではないので、温度の環境や特殊な機械などはないのである程度できるケーキは限られてしまい、本当のケーキ屋さんの様にはいきませんが そこは材料とアイデアで勝負です。




これは 大人気のオリジナルケーキで、お客さんの好きなキャラクターを形にしています。

形の複雑な物は無理ですが、ある程度の物なら作れるようになってきました。値段は6号のスポンジ(18センチ)から型を取り
値段は一律5000円でやってます。一個作るのに二日かかる特殊なケーキですが本当に良く注文が入りますね、このオリジナルケーキはあまり見ないですよね。 このケーキを最初に作ったきっかけはある時私がなんかの本を見てたら 白と黒の点々から出来てる 絵があってみてるうちに「これはケーきになりそうだ。」と思った、その時すごいケーキを作ってくれと言うお客さんがいたので 作ってみたら、すごいのが出来てしまった。

食材から色を出すのは、得意なので色んな 色の物が作れました、ちなみに一番最初はキティーちゃんでしたね。


 私は、こう見えましても料理だけは出来ちゃいます。専門はフランス料理のフルコースです。
私が作るケーキは本当は フルコースのデザートの部分のケーキで、本当のケーキ屋さんのけーきとは、厳密には違うと思いますが何とかまねしてやってます。師匠は 現在松本歯科大のフレンチレストランのシェフです。 前にも書きましたが とても厳く妥協のない人で何時も私は、泣きながら作ってた。作っては だめ作ってはだめを繰り返し、しかも毎日のことで日替わりのデザートを考えさせられた ある程度の所までは習った事をやっていれば良かったのですが そこそこ出来るようになった所からレベルアップし 出来る二つの ケーキを組み合わせて一つのケーキを作ったりする事が始まるたとえば スポンジの上にムースその上にまた色の違うスポンジをのせムースとかですね。


いろいろ任されていた私は 毎朝シェフが聞く 「今日のデザートは何を出す」にノイローゼになってました、何時も時間もない中こんな苦労ばかりさせる シェフを本気で憎んでいましたが、今思うとシェフは何をやらせれば人が育つかとても分かってる人だったと思う。

 気が付くといろんな事が人より早く 種類も多く 気転も利く私にとってこれが今「武器」になっていると思います。
ひげじいが始まってからは何度もシェフに感謝しましたね。

 たまに歯科大のレストランに顔を出すと昔とは違うやさしく 本気で私の事を心配してるシェフが居て私にいろいろアドバイスをしてくれる、今となっては 誰も私に言ってくれない料理のアドバイスがとてもありがたいです。




ひげじいは ケーキ屋ではないけど、今を生きてくためにはケーキも必要な一つです、普通に作るとケーキ屋さんにはかなわないので、材料とアイディアを大事にしています、ひげじいにケーキのアルバムもありますので一度見てみてください。








明日は 月刊松本のクリスマスケーキ特集の撮影があります。

来月の 月刊松本をお楽しみに!



 

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